センスを磨く「アート」と家具・色と照明の組み合わせ リフォーム前に要プランニング

くすみ色×補色でセンス良く見せる、色と素材の黄金バランス
【Interior tips 大胆なカラースキームだけど子供っぽくならない秘密】
- オレンジ色の壁に青緑のソファ。
なかなか即決しづらい配色です。- もっと原色に近いオレンジと青だった場合は、かなりファンキーな印象になります。
- しかし、この配色はどちらの色もグレーを混ぜて彩度を抑え、くすみ感のある落ち着いた色合いにしています。
- また、2色は「補色」と呼ばれる反対色の組み合わせです。
これが、
「なんだか垢抜けて見える」
「普通っぽくない」
「センスが良い」
と感じさせるポイントです。
ここに大人っぽさを加えるには、「素材の良さ」を優先してください。
この写真の例では、ベルベット生地の一人掛けソファや、ウールとコットン素材の厚みを感じるラグがそれにあたります。素材の良さは、体感に勝るものはありません。
言葉では伝えきれませんので、家具を購入する際は、ぜひ実物を見て触れてみてください。
あなたの大切な体を預ける家具ですから、大事に選びましょう。✨😌✨
【撮影場所】
カッシーナ・イクスシー青山本店
【撮影者】
メイデザイン 松永真由美
🔹コーディネートのご依頼は、プロフィールのwebsiteからお気軽にお問い合わせください😊
@interior_maydesign
インテリアはプロに頼ると失敗しない?「一生モノのセンス」を身につける方法
1年半お付き合いしたお客様の新居のお引き渡しが無事に終わりました。
お会いした当初、マンションの敷地はまだ更地。
設計変更やオプション選びから始まり、家具・カーテン・照明・家電まで、幅広くご相談いただきました。pic.1 床と建具の色選びからご一緒しました。
遠方にお住まいだったため、福岡での集中ショップ巡りに加え、オンラインやLINEビデオ通話も活用しながら進めていきました。
pic.2 IKEAにもご一緒しました。塗装用ペンキの色を決めているところです。
もともとある「センス」を引き出す
- ご夫妻は最初、「センスがない」「自信がない」とおっしゃっていましたが、
今では「これ、どう思いますか?」と見せてくださるものがどれも素敵です。
つまり、「インテリア力」がしっかり育ったということ。
いえ、実際には「もともと持っていたセンスを少し引き出した」だけだと思います。そうしたお客様はとても多く、私の役目は、内にあるセンスを引き出し、自信をつけていただくこと。
結果として、「自分で整えられる力」が身についていきます。インテリアは「好き」だけでは整いません
- 「好きなものを集めれば素敵な部屋になる」と思われがちですが、それだけでは空間は整いません。
インテリアコーディネーターの仕事も、「好き」だけでは務まりません。
家は、機能だけでなく、心を癒し、安心を与え、ときに力をくれる場所。
だからこそ、空間づくりには責任が伴います。コーディネートが終われば、私の役目はいったん一区切り。
でも、お客様の暮らしはそこから始まります。
何十年と住む家だからこそ、「頼んでよかった」と言っていただけること、
そして「この家が好き」と感じていただけることが、何より嬉しいです。最初はプロに頼り、少しずつ自分の力に
- 私のコーディネートは「参加型」。
一方的に「これが正解です」と押しつけるのではなく、一緒に選び、悩み、進めていくスタイルです。
インテリアは正解が一つではないからこそ、そのプロセスが大切だと感じています。最初は私の提案をベースにしつつ、やり取りを重ねるうちに、お客様のセンスが磨かれていきます。
引越しの頃には、見違えるような「インテリア力」が身についています。この力は、一生使えるスキル。
暮らしが変わっても、自分の「好き」で整えられるようになります。*pic.3 お客様のお気に入りのアンティークショップにて。世界に一つだけの椅子が出来上がります。
プロに依頼して得られるのは、ただ「素敵な部屋」だけではありません。
「自分の選択に自信が持てるようになる」――それが、最大の価値だと思います。一緒に空間を整えるプロセスの中で、自分らしい暮らしのかたちが、きっと見えてきます。
心地よさを演出する色と素材、くつろぎ空間のインテリア
【リラックス感を感じるスタイリングのポイント】
- 雲のような柔らかい印象のフォルム
- くすみカラーの起毛の生地で、触り心地が柔らかい
- 後ろのレースは透け透けすぎず、程よい目隠し感
- 厚みで安心感をあたえているマスタードイエローのラグ
- ラグの色に合わせたクッションで、色のバランスを整える
心地よさを保ちながら、エレガントで洗練された印象のスタイリングです。【ソファ】
カッシーナ・イクスシー
「モンクラウド システムソファ」
【撮影場所】
カッシーナ・イクスシー福岡
【撮影者】
メイデザイン 松永真由美
*コーディネートのご依頼は、お気軽にお問い合わせください。
@interior_maydesign
プロポスタさんでアルフレックス、モルテーニ
【アートのある暮らし】
実際に、部屋の中にどのようにしてアートを飾るか?
それを知る簡単な方法が、センスの良いインテリアショップに行くことです。
ホテルも良いのですが、空間のサイズが大きい、集う人が不特定多数などで、自宅への落とし込みは難しいです。
- 本日、伺ったのは福岡のプロポスタさん。
九州エリアでは、アルフレックス、モルテーニが見れるお店もここになります。
住宅の家具を扱うインテリアショップでオススメですし、家具ショップというより、個人邸の雰囲気があります。
アートと家具、そして照明の組み合わせは何度お邪魔しても勉強になります。
- 壁の間接照明、球体のシェードのテーブルランプ、傘の形のシェードのランプ、天井からのスポットライト、そして、自然光。
- 奥のアートと、手前のスツールの、スモークブルーの色がリンクしてます。
- それを繋げるようにソファの上にはややくすんだ水色のクッションが置かれてます。
- この空間ではこのクッションが良い繋ぎ役かな、と感じました。
- この写真の中だけでも、フロアランプ、テーブルランプと3つもあります。
- すべて違うデザイン、白、ブラック、ゴールドと色も違いますが調和してますね。
- ブラックは左のアートの中のブラック、ゴールドはイエローのソファからのリンクで調和してるのだと思います。
- そして壁のアートの高さは目線より下ですね😉
- 一人掛け、フロアスタンド、そしてアート。これは鉄板の組み合わせです。
こちらもアートの色と一人掛け色がリンクしてますね。- 一人掛けって、一人で集中して読書したり、お茶飲んで考え事したりするのに適しています。
ソファほど、だらっと姿勢が崩れませんからね😘- そして、座ってない時も「見映え」として様になります。
周りにランプとアートがあれば完璧です!
言葉で分析すると、感覚より「なるほど!」と理解が深まりますし、
自分の部屋でどういう風に真似できるか?具体的に考えられるようになります。
この言語化作業は、役に立つのでやってみてくださいね。
- 本日は、お客様と約一年越しでプランを練ったモルテーニのワードローブの内容が、ほぼ決定しました。
最後に決めたエコスキントレーの赤茶の色が、エルメスのレザーをイメージさせて気分があがりますね✨
個性的な色のアートが浮いてしまう時の対処
【Interior tips】
シンプルな色合いの空間に個性的な色のアートを掛けた場合、アートが浮いてしまうことがあります。
それを軽減するために、アートの中にある色を、空間の「何か」に繋げると自然な感じで調和します。
- この写真の場合は、センターテーブルの上に置いてある赤いオブジェですね✨
小さいもので繋げると、違和感なく馴染みます。- 【もしソファの背面にアートが無かったら】
この写真の赤いアートの部分を指で隠して見てみてください。
ちょっと無難なリビングに見えませんか?(、、、なんて失礼過ぎ😅)
でも後ろの赤いアートが、この空間のグレード感を上げていることは、間違いありません。
「アートの赤とベージュ」を、「小物とクッション」に取り入れています。この手法は簡単に真似ができますし、効果が高いです。
- 「お部屋がなんか無難だなぁー」と感じたら、
「ソファの後ろに個性的な大きなアート」&「アートから色を取り入れた小物」
を試してください✨
【撮影場所】
#カッシーナイクスシー
【撮影者】
メイデザイン 松永真由美
🔹コーディネートのご依頼は、プロフィールのwebsiteからお気軽にお問い合わせください😊
@interior_maydesign
大人メイクとインテリアは似てる、確かなもので時間もお金を節約
先日、プロのメイクさんにフルメイクをしていただきました。
(私は特別メイク好きでもない、普通だと思います。)「大人っぽく」、「かっこよく」、「アイシャドウはマットのブラウン」でオーダーしました。
そのときふと、「これって、インテリアのスタイルを決めるときと似てるな」と思ったのです。
- 最近、ファッションやメイク、インテリアで「ブラウン」が注目。
落ち着きと温かみがありながら、都会的で洗練された印象を与える色。
グレーと同じように、イエローやブルーなど強い色も受け入れてくれます。
ゴールドとの相性が良いのも嬉しいポイントです。メイクもインテリアも、自分を表現する手段。
- メイクは、色や質感の使い方で「なりたい自分」を瞬時に表現できます。
気分や季節に合わせて気軽に変えられるのも魅力です。
最近は、「変えていくこと」こそ大切だと感じています。- 一方、インテリアは毎日変えるわけにはいきません。
だからこそ、長期的に、自分らしさや生き方を表現できるのかもしれません。プロの力を借りる
- メイクもインテリアも、自分でできないことはありません。
SNSやYouTubeに情報があふれています。
けれど私には、その「情報の多さ」がストレスでした。何を選べばいいのか、迷ってしまう。
今回は、プロに頼って、私に合うアイテムややり方を教えてもらいました。
お化粧品はデパコス。少し高めですが、もう大人ですし(笑)、
確かなものを使うことで、時間もお金も結果的に無駄になりません。仕上がりの差も、歴然です。インテリアコーディネーターの視点で見ても、「デパコスの色の発色の美しさ」には感動しました。
微妙な違いなんですが、それがわかるのは……職業病ですね。アイシャドウのパレットを眺めるだけで幸せな気分になりました。
(そしてお化粧がちょっとだけ「好き」になりました。)

新築でも、リフォームでも、低予算がご心配でも、
どうぞお気軽にインテリアデザインのご相談、ご依頼下さいませ